イングレーズ

釉薬をかけて本焼きをした後の白生地にイングレーズ用の絵付けをして、釉薬が軟化するほどの高温(1200℃前後)で焼成します。
- 溶けた釉薬のガラス質の中に絵具が沈み発色するので、艶が出て透明感のある仕上がりになります。
- 溶けた釉薬がカバーしているので、絵の具がキズや磨耗によって剥げ落ちず、汚れの付着も防ぎます。
- 酸性・アルカリ性の洗剤や、溶剤にも強く耐久性にも優れています。
- 環境ホルモンや、カドミウム、鉛など、有害な物質も流出しません。
- 上絵付より色の制限はありますが、近年研究が進み色の幅が広がってきています。
上絵付

釉薬をかけて本焼きをした後の白生地に絵付けをして、比較的低い温度(800℃前後)で焼成します。
- 低い温度で焼成するため、多彩な色使い、自由な表現が可能です。
- 釉薬の上に絵具があるため、何度も使用すると侵されたり、剥がれたりすることがあります。
下絵付

素焼きした生地に絵付けをして、釉薬をかけて高温(1250℃前後)で本焼きします。
- 絵具が釉薬の下になり、薬品におかされたり長期間の使用で絵がはげたりすることはありません。
- 上絵付けよりも高温で焼成するため、色がきれいに出ないことがあります。
イングレーズの商品は
- 国内の給食や幼児用の食器の、加飾方法として採用されています。
- 食器洗浄機を多用する飲食店様には最適です。
イングレーズ専門の絵付加工工場です。

1270度から850度までの幅広い温度帯の対応。上絵付の焼成も可能です。
焼成窯について
ノリタケ製の25mのローラーハースキルン
・炉内の製品をローラーに乗せて搬送するタイプの連続焼成炉です。
・温度均一性やクリーン性、熱効率に優れています。

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